いじめられっ子の特徴でわかる!あなたの学級は何タイプ?学級崩壊を未然に防ぐルールとリレーション
スポンサーリンク
放送大学
昨日から、放送大学の心理学概論の集中講義を視聴し始めました。
放送大学の視聴は初めてなので、合うか合わないかのお試し視聴です。
昨日はカリキュラムの説明のみで、今日から本格的に授業開始です。
結果、おもしろい!!
大学のときは、あんなに講義がつまらなかったのに、今は自分から進んで学習しようとしている。人間って進化するんですね。不思議です。
今日の講義で得た「学級崩壊」について、記録として簡単にまとめたいと思います!
教育と心理学
みなさん、「学級崩壊」と聞くとどう思いますか?
単に先生が悪いのか?それとも特定の子が悪いのか?
どうやらそういう問題ではないらしいです。心理学的には。
教育現場に心理学が深く関わっているのはとても興味深いですね。
しかも、初回から「学級崩壊」がテーマとは!!
学級の状態を把握する
学級崩壊の原因をさぐる研究をしている早稲田大学の河村茂雄教授が開発した「QU(級友)」という質問形式の手法により、学級の状態を把握することができるそうです。
学級は全部で5つの分類にわけられるそうです。
・満足型
・管理型
・なれあい型
・荒れ始め型
・崩壊型
学級崩壊とは
学級集団が集団として成立していない、集団で統一のことができない、先生の指示が通らない。特定の小集団ができてしまい、それらによって人間同士で傷つけあってしまうことをいうそうです。
なんとなくイメージは持っていましたが、きちんと定義をするとこういうことになるんですね。最後に結果として傷つけあってしまうということは、なんとも悲しいことです。
理想の学級とは
では、学級崩壊と対局にある理想の学級とはどのような学級なのでしょうか?
上の部分で触れた、満足型の学級です。
これは、
1、最低限のルールが集団で共有されている(ルール)
2、子供同士の間に仲の良い親和的交流がある(リレーション)
の要素がともに成立していることが必要となり、そうすると満足型の学級になります。
どちらか片方が欠けていると、管理型やなれあい型になってしまうのです。
つまり、荒れ始め型になる前には、管理型やなれああい型となり兆しがあるので、その時点で対処しなければ崩壊への道をたどってしまうということです。
管理型
昔は当たり前だった、厳しい先生による管理により一見してまとまっているように見える学級をいいます。この学級は、実は荒れ始めの前段階で要注意といえるそうです。
なぜなら、厳しい先生に反発してくる生徒が出始め、やがて荒れ始め型に移行していく可能性が高いからです。
なれあい型
先生と子供が友達のような関係をきずく人間関係で、ルールの確立がやや低いところに問題があります。集団生活を送るうえで必要とされるルールが共有されていないことで、小グループが乱立し、いずれ小グループ同志が衝突するようになってしまい、荒れ始め型へと移行しいく可能性が高まります。
どうしたら学級崩壊を防げるのか
学級崩壊の前兆の荒れ始め型の段階では、集団が崩れて個別対応に追われ、学級全体の運営ができなくなり、やがて崩壊します。
ですから、荒れ始め型になる前に、なんとかしないといけないのです!!
学級の今の状態を把握することが、学級崩壊を防ぐキーポイントとなります。
先ほどふれた、QUにより学級の状態を把握した上で、スクールカウンセラーや学校心理士と先生方がチームとして、学級ごとではなく、学年、学校全体で共通の課題を認識・共有することが大切になります。
そうは言っても、「そんなの机上の空論で、現場は大変なんだ。」という声が聞こえてきそうですね。
先生方と心理の専門家だけでなく、保護者も一緒になって、子供の成長に寄り添っていけば、学級崩壊という最悪の事態を防げるのかもしれません。
いじめられっこの特徴
ここで、早稲田大学の河村教授がおもしろい話をしていました。
管理型の学級でいじめの対象になるのは、学力や体力が低い子供たちがターゲットになるそうです。なれあい型の学級では、目立つ子供がいじめのターゲットになりやすいそうです。
自分の子供のころを思い返すと、学級が何型だったのか想像がつきますね。
また、わが子の学級でいじめがあったとしたら、その子の特徴により、今、学級がどのような状態なのかを把握することができそうです。
おわりに
初めての心理学。とても楽しい45分でした。
今回は教育と心理学ということで、子供を学校に通わせているの親として、とても身近な話題で入りやすかったです。
学級崩壊についても、心理学という側面から知ることができためになりました。
明日も頑張って学習します。