【ADHDの新薬】コンサータからインチュニブに変更!(ストラテラも服薬経験あり)
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こんにちは。fuwarimamaです。
今日は、発達障害のお薬について書きたいと思います。
もちろん薬については効果に個人差がありますし、主治医やご家庭の考え方もあると思いますので、あくまでも我が家の場合ということで。
発達障害の診断とコンサータの処方について
長男は、年長で、PDD(特定不能の広汎性発達障害)・ADHDと診断され、小1の6月からコンサータ18mgを処方されていました。
コンサータとは
- 脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増加させ、神経機能を活性化し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。
コンサータは即効性があり、とてもキレのいい薬です。
徐放性製剤のため、12時間効果が続きます。
朝食後に服用すれば、学校に行っている時間は落ち着いてトラブルも少なく(ほとんどなく)過ごすことができ、長男には、とても効果がありました。
コンサータの副作用
主な副作用として、食欲減退、不眠症、体重減少、頭痛、腹痛、悪心、チック、発熱、睡眠障害、動悸、口渇などが報告されています。
飲み始めた直後は、頭痛がひどく、保健室から連絡がありました。
それも数日すると慣れ、目立つ副作用といえば、食欲不振と不眠症。
大切な成長期に、給食はうどん1本、睡眠は6~8時間という状況。
薬の切れた夕飯時や寝る前に、おにぎりや野菜ジュースを取らせることにより、なんとか栄養は摂取してましたが、身長、体重ともに平均曲線の下すれすれ状態でした。
それでも、コンサータの効果は絶大だったので、主治医と相談の上、コンサータの服薬を続けていました。
ストラテラへ変えてみる
コンサータの副作用が強いので、長期休暇の小4の夏休みに試してみました。
ストラテラとは
- 脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質を調節し、不注意や多動・衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。
ストラテラはコンサータと同じADHDの治療薬ですが、作用機序が異なるため、効果を感じる人と感じにくい人がいるそうです。
ストラテラの副作用
主な副作用として、吐き気、頭痛、食欲減退、傾眠、口渇、腹痛、嘔吐、便秘、浮動性めまい、動悸、体重減少などが報告されています。
ストラテラは、コンサータと比較して副作用は少ないと言われているようです。
長男も、副作用はほとんどありませんでした。
ストラテラの服用方法と効果
ストラテラは、少量から時間をかけて少しずつ増量をしていくため、維持量まで期間がかかります。
効果が出るまで期間がかかるということは、その間は、ADHD炸裂だということを覚悟してください!!
効果もコンサータと比較してマイルドで、私の知り合いのお子さんは、効いているといえば効いてるかなというくらいだとか。
我が家の場合、小4の夏休みをかけてストラテラを試しましたが効果を実感できず、9月からはコンサータに戻した経緯があります。
小4の夏は、モンスターに振り回されて終わった感じです。
でも、試したことにより、ストラテラという選択肢を消すことができたのはよかったと思っています。
コンサータからインチュニブへ変えてみる
コンサータを飲み始めて4年がたちました。
学校でのトラブルもなく、すっかりいい子ちゃんになっています。
でも、コンサータが切れる夜になると、モンスターになります。
最近は、塾の宿題が多く、いつもイライラして暴言を吐いたり、物にあたったり。
でも、学校ではトラブルがないから、我慢するしかないのかなと諦めていたとき・・・
通級の先生から、インチュニブのことを教えていただきました。
そこで、長期休暇の夏休みを利用して、インチュニブを試してみることに。
インチュニブとは
- アドレナリン受容体に作用して、脳内の神経伝達物質の働きを調節することにより、注意欠陥/多動性障害の症状を改善します。
通常、小児期における注意欠陥/多動性障害の治療に用いられます。
インチュニブは、元々は血圧の薬で、ADHDに効果があるお薬のようです。コンサータやストラテラとも作用機序が異なるため、他のお薬が合わなかった方には、とても魅力的なお薬です。
ただ、新薬のため、1カ月分処方してもらうことができず、2週間に1度、通院する必要があります。
インチュニブの副作用
- 眠気、鎮静などが起こることがありますので、使用中は自動車の運転や危険をともなう機械の操作は避けるように注意してください。
- インチュニブ錠1mg-塩野義製薬株式会社-効果効能・副作用辞典[薬検索] All About
眠気と血圧低下が主な副作用のようですが、本当に眠気がすごい。
コンサータのときは、不眠症のため12時過ぎても起きていられたのに、 インチュニブに変えた数日は、昼寝ばかりしてました。
コンサータをやめたら、食欲も増しました。本当によく食べる。
小学生の育ちざかりの男の子ですから、これが普通なんですよね、きっと。
コンサータの副作用で、いかに眠れなくて、食べれなかったのかということに気付かされました。
インチュニブの効果は、コンサータのようにキレはありませんが効果は24時間です。
長男の場合、ストラテラよりは効いているかなという感じで、夏休みが終わってからも継続して服薬しています。
眠気は、最初のころよりは落ち着いていますが、日付を超えるまで起きているということはなくなりました。食欲も、給食でおかわりをするほどになり、親としてはうれしいです。
学校では、コンサータかインチュニブに変えても落ち着いていて、トラブルはないそうです。ただ、いつも眠そうにしているのだけが気になるとか。
たぶん、眠いんでしょうね。一応、副作用だということは、担任の先生に伝えてあります。
おわりに
今回、インチュニブを試してみて本当によかったです。
お薬は、合う合わないがあるので試してみないとわかりません。
長男の場合、ADHDのお薬は全て試したことになります。
コンサータの方がキレがありましたが、今は、マイルドなインチュニブで、たくさん食べてたくさん寝て欲しいと思う気持ちが強いです。
学校でトラブルがないなら、これでいいのかなと。
中学受験のことを考えれば、眠いのは問題ですが、それよりも今は彼の体の成長を一番に考えてあげたいと思っています。
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