尿検査でがんの早期発見が可能に!線虫でがんの有無を検査*2019年末の実用化にむけて
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fuwarimamaです。
最近、健康の大切さが身に染みる40代専業主婦です。
そんな私が、今日、一番驚いたニュースがコレ。
尿検査で、がん患者を見分ける(ガンの早期発見につながる)研究開発が進み、2019年には実用化されるというニュース。
とても気になったので、調べてみました。
日本人の死因第1位のがん
医療は日進月歩。がんも、早期治療によって完治を目指せる病気になってきました。
そうはいっても、日本人の死因第1位は、1981年以降続いているようです。
まだまだ、がんと聞くと死をイメージしてしまう病気であることには、変わりありません。
いかに早期発見、早期治療を始めるか。これが、生存率をあげるカギになる!
でも、健康診断を受けるのって、あまり気が進まないんです。私は。
がんの検査となると、精神的にも肉体的にも負担が大きく感じてしまいます。
がん検査が尿検査で可能に?
九州大学廣津助教(mugendaiから引用)
九州大学廣津助教らの研究グループが、線虫のニオイをかぎ分ける能力を利用して、尿検査でがん患者を見分けることができるということを発見しました。
実に、95.8%の確立で線虫ががん患者の尿を嗅ぎ分けるという高い確率。
すごい確率ですよね。ステージ0でも、100%嗅ぎ分けるというのです。
これが実用化されたら、がんの早期発見が可能になり、治療の選択肢も広がると思います。尿検査という簡単な検査というのも、精神的なハードルが下がりますよね。
線虫(C・エレガンス)の臭覚を利用して発見
体長1mmほどの線虫(C・エレガンス)は、好きなニオイに寄っていき、嫌いなニオイからは逃げるという特徴があるそうです。つまりエサのニオイがする方には、寄っていくけれど、嫌いなニオイからは遠ざかっていくのです。
がん患者は特有のニオイを発するということがわかっているので、線虫の臭覚を利用してがんの有無を検査することができないか、研究を重ねたようです。
最終的に、線虫は、がん患者の尿を餌のニオイと勘違いして、がん患者の尿には寄っていくということが研究によってわかったのです。
(mugendaiから引用)
実用化にむけて
九州大学は、実用化に向けて日立製作所と共同開発をしており、2019年末をめどに実用化にこぎつけられるそうです。
2020年の東京オリンピックの前に、尿検査でがん検査ができるようになるんですね!
とても近い未来ということに、驚きました。医学はここまで進んでいるのですね。
今後の課題
現時点では、がんの有無を検査することができるだけで、がんの部位まではわからないそうです。線虫の検査でがん有となった場合、精密検査をしてがんの部位を特定する必要があります。とはいえ、見つかりにくいすい臓がんでも、高確率でがんの有無を発見できるので、早期発見につながることには間違いありません。
費用は?
このニュースが紹介されていたTV番組内(TV朝日系列、ワイドスクランブル) では、1万円程度とのこと。
思いのほか、費用が抑えられているように感じました。
おわりに
尿検査でがんの有無がわかるようになったら、がんの生存率は今以上に上がってくるのではないでしょうか?
私自身も、尿検査なら「受けてみようかな?」という気持ちになります。
自分自身の体を守るためにも、1日も早い実用化を期待しています。