数学でJフレンズ達成!中学受験に公文式は有効か?
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公文式を始めて4年。
国語と英語は、小学校過程が終了した時点でやめてしまいましたが、数学だけは続けていました。
今年に入り、やっとJフレンズ(中学教材終了)を達成したので、中学受験と公文式について考えてみたいと思います。
子供の成績
中学受験と公文式について書く前に、子供の成績について触れたいと思います。
これから書く記事は、万人受けするものではなく、あくまでも我が家の場合という前提で読んでいただきたいからです。
国語 偏差値60前半(SAPIX)70前後(四谷大塚)
算数 偏差値60後半(SAPIX)70半ば(四谷大塚)
公文式算数のメリットとデメリット
4年間公文式に通い続け、4年生からは中学受験用の塾にも通っています。
数学だけは、本人の意志により、現在も週1日ペースで公文式を続けています。
(私として、ただでさえ宿題が多いのでやめて欲しい気持ちです。)
公文式のメリット
学習習慣が身に付く
毎日コツコツと決められた枚数のプリントをこなすということは、毎日の学習習慣が身に付くことにつながります。机に向かうことに抵抗がなくなるということが、一番のメリットだと私は思います。
計算処理のスピードがあがる
目標タイム内でプリントを終わらせることを目指して取り組むので、必然的に処理速度が上がります。ここで処理速度と書いたことには意味があり、のちほどデメリットについても触れたいと思います。
数的センスが磨かれる
たくさんの良問を解くことで、数的センスが磨かれているように思います。
素数か否か、最小公倍数や最大公約数など、感覚的にパッと出てきます。
これはプリントをこなした数に比例して身に付くものだと実感しています。
公文式のデメリット
途中式を省く
上でも書いたとおり、処理速度をあげるために暗算をしたり、途中式を省いていきなり答えを書いてしまう傾向があります。公文式の場合、途中式はそれほど見ずに、答えさえあっていれば先に進むことができます(教室によるかもしれません)。
ですから、間違えたときに、途中式がないとどこで間違えたのかが分らず、次に同じ問題を解くときに気を付けるべき点が分らないというデメリットがあります。
数字が汚くてミスをする
これも処理速度と表裏になるデメリットの1つです。時間内に終わらせるために急ぐあまり、数字が汚くなりがちです。数字が汚いと自分でも判別がつかなくなり、最終的に答えを間違えてしまいます。中学受験において、これは致命的なミスです。
公文式だけで中学受験は可能か?
うちの子供は、公文式学習で、国語、算数ともに小学校教材を終了しています。
公文式で培った内容だけで、中学受験に通用するか?というと、ほとんどの中学では通用しないと思います。まして、難関校を狙うのであれば、中学受験対策用の塾を利用すべきだと、私は思います。
国語の場合、たくさんの推薦図書を読み、漢字や物語を読む力はつきます。でも、四字熟語や慣用句、物語分の気持ちの変化に対する深い理解、記述式解答の訓練などは、公文式の教材だけでは不十分だと感じています。
(学校の授業だけであれば、とても良い教材だと思いますが)
算数の場合、基本的に計算問題が中心なので、中学受験で出題される図形や特殊算などの問題には、まったく歯が立ちません。これも、中学受験専用に対策をとる必要があると思います。
中学受験と公文式
中学受験としながら公文式を続けることは可能か?
我が家、現在週1のペースで継続しています。
中学受験用の塾が週3日あるので、公文式を入れると平日4日間は埋まってしまいます。それでも続けている理由は、高校数学に入り、先にはどんな世界が広がっているのか知りたいという興味だけです。
ですから、いつやめてもいいと思っています。
中学受験を考えているのであれば、中学受験専門の塾に通う前までは、公文式でしっかりと基礎力を身につけることが最良だと思います。
算数の場合は、先ほどデメリットで書いた点に注意をしてあげると、スムーズに中学受験対策に移行できるのではないでしょうか?
おわりに
まだ中学受験を終えていないので、この先どのようになるかはまだわかりません。
ただ、今現在、算数が武器となり全体の偏差値を引き上げているのは事実です。
中学受験では、算数を制する者が受験を制すると言われています。
算数は、日々の鍛錬がとても大切だと私は思います。その点でいうと、公文式はピッタリですね。
最後に、公文式で毎日の学習習慣と処理速度、数的センスを身につけたことは、中学受験にとっても有効だと思います。
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