ありの歩

東京在住。40代の専業主婦です。日々の生活や育児(発達障害)、お金のことなど、思いついたことをつづっています。子供の成長は「ありの歩」ですが、1歩1歩、前に歩んでいます。

秋田男鹿半島*なまはげに会える宿「磯乃家旅館」

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「なまはげ」に会いたい!

子供の願いを叶えるために、本物のなまはげが来る!という旅館に宿泊しました。

貴重な体験をしたので、ご紹介します!!

 

なまはげとは? 

男鹿半島周辺で行われてきた年中行事。その行事において、お面をつけ藁の衣裳をまとった神の使いを指す。家々をめぐって厄払いをしたり、なまけ者を諭したりする。国の重要無形文化財に指定されている。(wikipediaより引用) 

なまはげは、秋田の代名詞ともいえますが、男鹿半島が発祥の地です。

今でこそ観光なまはげもあようですが、本来のなまはげは、大晦日の夜に、集落の家々を回り、「なまけものはいねかー」と言いながら厄払いをするそうです。

どうせなら本物のなまはげに会いたい!

私たち家族は、秋田に行ったことがありません。どうせ秋田まで行くなら、本物のなまはげに会いたい!そんな気持ちから、なまはげを調べ始めたのです。

調べていくうちに出会った記事がこちら。

guide.travel.co.jp

なんと、本物のなまはげがやってくる旅館がありました!!!

男鹿半島にある「磯乃家旅館」。さっそく予約をすることにしました。

磯乃家旅館とは?

磯乃家旅館は、男鹿半島にある小さなお宿です。

男鹿半島の南西、目の前に日本海の広がる小さな漁村「門前」に建つ宿でございます。宿の唯一の取り柄は、海の幸満載の磯料理。新鮮な魚介類を、おなかいっぱい召し上がっていただきたい。そんな気持ちで、従業員一同、皆様のお越しをお待ちしております。(磯乃家旅館公式HPより引用)

料理自慢の宿として人気のある「磯乃家旅館」。普段は釣り客が多いとご主人が話されていました。宿の目の前は、日本海。周辺にはコンビニもない、静かな漁村にあります。

自慢の磯料理

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通常の1泊2食付8,000円コースでこのボリューム。

10,000円コースと悩みましたが、8,000円コースでも食べきれないくらいでした。

この後にも、まだまだお料理が運ばれてきてギブアップ。

大皿をお借りして、残りは盛り合わせにしてお部屋に持ち帰ることに。

年末のテレビを見ながら、部屋でのんびりいただきました。

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鯛のお刺身は、魚介類が自慢の宿ということだけあって、本当においしかったです。

基本情報

住所

秋田県男鹿市船川港本山門垂水1番地

電話

0185-27-2011

FAX

0185-27-2022

料金(1泊2食付)

通常:大人8,000円(税別)小人5,000円(税別)

(大人10,000円コースもあり)

食事

朝食は大広間のみ

個室での夕食を希望する場合、事前予約が必要

お部屋

全18室(6畳から15畳の和室)

バス、トイレ、冷蔵庫なし

海側の部屋を希望の場合、事前予約が必要

お風呂

男女別の沸かし湯

お手洗い

各フロアにあり

(旧館2Fは無)

磯乃家旅館公式HPより引用)

磯乃家旅館にやってくる本物のなまはげ

磯乃家旅館には、大晦日の夜に、本物のなまはげがやってきます。集落の若い男性たちがふんするなまはげは、集落の家々をまわり、ふるまいを受けながら回ってきます。

宿泊客は、夕食が済んだ後、宿から、〇時ころなまはげ来訪という案内が配布され、広間でなまはげを待つことになります。

集落の家同志で連絡を取り合い、「今は2軒先にまだいる」「あと5分で到着する」など情報が逐次入ってきていました。

待ちに待ったなまはげ!!!!

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「悪い子はいねかー」「うぉーーーー」と叫びながら、なまはげたちが、広間に入ってきました。手には包丁(もちろん作り物)と麻袋(悪い子を入れるもの)を持ち、暴れまわります。

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なまはげが子供を連れ去ろうとするときは、親は「この子はいい子にしています」と言って、子供を取り返すのが習わしのようです。子供は、親がなまはげから自分を守ってくれたと思い、親子の信頼関係が強くするという意味があるようです。決して、なまはげに子供を引き渡すことなどしないように(笑)。

一通り暴れまわったあと、磯乃家旅館でも、なまはげ用のふるまい席が用意されていて、旅館のご主人がもてなしていました。

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最後にもうひと暴れして、磯乃家旅館の厄払いをして山に帰って行きました。

なまはげ小話

磯乃家旅館のご主人が教えてくださった、なまはげの現状についてご紹介します。

昔は、集落の若い男性が家々を回ることで、嫁探しもかねていたそうです。でも、最近では集落の家も減り、若者も減り、なまはげの担い手がいなくて困っているとのことでした。伝統行事として受け継いでいきたくても、現実は難しいようで、年末に帰省してくる若者がなり手のこともあるとか。

www.nikkei.com

おわりに

秋田男鹿半島の大晦日の伝統行事、本物のなまはげに会えました。宿のご主人やおかみさんも気さくな方で、いろいろ気遣いをしてくださって、気持ちよく2泊させていただきました。

前のりして、30日から宿泊していたのですが、30日は私たち家族の貸し切り状態。とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。31日は、なまはげ目当てで宿泊客も多かったです。

我が家は7月に予約をしましたが、その時点ではまだ空きは十分ありました。もし気になる方がいらしたら、お宿に直接問い合わせてみてくださいね。

男鹿の伝統行事を肌で感じられる、素敵な宿でした。

子供たちは、あんなに泣きわめいていたくせに、また行きたいと言っています。

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