ほめ方で差がつく!自己表現できる子供に育つ開成流ほめ方のコツ
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はじめに
子供のこと、ほめていますか?
私は、ほめるより叱る方が多かったです。
感情に任せて叱るだけ叱って、ほめるための設定ハードルが高いから、ほめてあげる機会も少なかったように思います。
今でも、叱る方が多いかもしれまでんが、以前よりは意識してほめるようにしています。
そんな私が、ほめることがいかに子供の成長に大切かを知ったのは、開成中学の柳沢幸雄校長先生のお話を聴講したことがきっかけでした。
ほめることは、子供の自己肯定感を高めることになり、自分自身に自信を持てるようになります。
自信がもてると、行動や発言が堂々とできるようになり、自信をもって自己表現できる子供になるというお話でした。
そこまでは、、
確かにそうよね。
最近、自己肯定感の低い子が多いから自暴自棄になったりキレやすいっていうし。
ほめるのって大切なのはわかっているけど。
でも、ほめるのって難しいし、特に親子間ではね。
だって感情的になっちゃうから。
なんて思いながら聴講していました。
開成流ほめ方のコツ
垂直比較
具体的なほめ方の話になったとき、
垂直比較でほめることの大切さ
というお話をされました。
垂直比較?
初めて耳にしました。
これは、その子自身を軸として、少し前よりできることが増えていれば、その子が努力をしているのだから、十分にほめる必要がある
ということです。
「1週間前は〇〇できたけど、今日は△△ができるようになってすごいね」というよなほめ方がこれにあたります。
水平認識
垂直比較と対局にあるほめ方として、水平認識でほめることがあげられます。
これは、他の子供と比較して、その子より優れていたらほめるという方法です。
「〇〇さんより、△△が上手ね。」というようなほめ方がこれに当たります。
子供は、どちらでほめられた方が努力を認められたと感じるでしょうか?
どちらでほめられた方が、ほめられる機会が多いでしょうか?
水平認識では、他の子供がどんな子か、得意不得意など基準があいまいになりがちです。
でも、垂直比較であれば、比較対象は常に過去の自分なので、比較対象がはっきりしています。
過去の自分より少しでも成長をしていれば、それは十分にほめることに値する。
そんなほめ方を、開成中校長の柳沢先生は教えてくださいました。
これって、目から鱗じゃないですか?
ほめるって、人より優れているからほめると思っていましたが、根本から考え方を変えるきっかけとなりました。
過去の自分より成長していれば、それは努力の証=ほめるに値するということです。
素敵な考え方ですよね。
常に他者と比較するのではなく、自分自身がいかに成長したかが大切ということです。
おわりに
この考え方を子育てに取り入れると、子供をよく観察することにもなります。
過去の子供の姿を知らなければ、ほめることができないですから。
この日を境に、「頑張ってるね」という言葉をかけてあげる機会が増えました。
ほめられると、子供も嬉しそうにしてもっと頑張ります。
そこでよい循環が生まれ始めます。
もし、子育てで「ほめるって難しい!!」と感じている方がいらっしゃったら、この考え方をぜひ取り入れてみてください。
お子さんの頑張っている姿をたくさん目にすることができると思いますよ。
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