ありの歩

東京在住。40代の専業主婦です。日々の生活や育児(発達障害)、お金のことなど、思いついたことをつづっています。子供の成長は「ありの歩」ですが、1歩1歩、前に歩んでいます。

ペアレントトレーニング講習を受けて④(好ましくない行動を減らすために=無視の仕方)

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前回までの振り返り

行動を3つにわける

ペアレントトレーニングでは、まず最初に子供の行動を3つにわけます。

・好ましい行動

・好ましくない行動

・なくしたいと思う行動

私自身も、子供を観察して3つの行動にわけてみました。

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好ましい行動をほめる

好ましい行動は、どんどん増やしていきたいですよね。

増やしたいなら、ほめましょう!

ほめるためのコツは、25%ルール。

25%ルールをつかうことで、ほめる機会が増えたと思います。

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好ましくない行動を減らすには?

最初に3つの行動にわけた中に、危険ではないけれど、できればやめてほしい行動。

それが、好ましくない行動です。

我が家の場合は、

・椅子に座るときに足があがってしまう

・人前で鼻くそをほじる

・人の話を聞かないで一方的に自分の話ばかりする

・食事の時間になっても、席につかずTVを見ている

などが好ましくない行動でした。

 

これらの行動を減らすには、上手に無視(注目をしない)ことが有効とのことです。

無視というとあまりよくないイメージですが、そうではありません。

好ましくない行動をしているときに、注意をする・叱る(否定的な注目をする)のではなく、何も声かけをしないということです。

そして、その好ましくない行動から好ましい行動に変わったときには、「ほめる(肯定的な注目をする)」ことが大切になります。

 

つまり、好ましくない行動のときは、上手に無視をして、好ましい行動になったとき(好ましくない行動がなくなったとき)には、ほめることで、好ましくない行動を減らすことができるそうです。

好ましい行動をとるまで、待つことがポイントです。

 

上手に無視をする方法

子供の好ましくない行動を無視するということは、子供にその行動が好ましくない行動であることを気付かせるためにします。

好ましい行動をほめることとセットで行うことで、子供は「好ましい行動をとればいい=ほめられる」ということを学習していきます。

無視とほめるを組み合わせることで、好ましい行動を増やしていくのです。

 

無視をするときは一貫的に

その日の気分や忙しさなどによって、無視をしたり注意をしたり(否定的な注目をする)すると、子供は混乱してしまいます。子供は親の反応を確かめるためにその行動をまたとることになり、好ましくない行動を増やすことになってしまいます。

ですから、無視をするときめた好ましくない行動に対しては、一貫した態度で無視をしなければいけません。

 

無視をする行動を決める

好ましくない行動は複数あると思いますが、まずはどの行動を無視するのか2、3個決めます。

我が家の場合は、

・椅子に座るときに足があがってしまう

・食事の時間になっても、席につかずTVを見ている

の2つにしました。

 

無視をするコツ

無視をするには、意識的に無視をする必要があります。

目・・・好ましくない行動を見ない

体・・・好ましくない行動の方に向けない、近づかない

表情・・・好ましくない行動に無関心なポーカーフェイス

一貫して、好ましくない行動を無視しましょう。

好ましくない行動を目にしながら無視することは、とても難しいと思います。

私自身もそうでした。

そういうときは、無視をするときに自分がとる行動を決めるといいそうです。

例えば、読書をする、洗い物をする、コーヒーをいれる、片付けを始める・・・など、好ましくない行動に注目しないための行動を前もって決めておくと、上手に無視をすることができました。

 

無視をしても好ましい行動に変わらないとき

我が家の場合、かなりてこずりました。

食事のとき椅子に座るときに足があがってしまうのですが、声掛けしないとおろしてくれませんでした。

無視をしていたら、ずっとそのまま。

いくら待っても・・・・

そういうときは、好ましい行動を教えてあげてもいいそうです。

食事のとき、席について(もちろん椅子に足をあげたまま)、

「ごはん食べていい?」

と聞かれたら、

「食事をする正しい姿勢をしたら、食べてもいいよ。」

と答えることにより、椅子から足をおろしたらすかさずほめます。

「足をおろせたね」「正しい姿勢になったね」といった感じです。

これで、好ましくない行動→好ましい行動をとるようにトレーニングができます。

 

無視をしたあとは必ずほめよう

無視をしたことにより好ましい行動になったら(好ましくない行動をやめたら)、ほめることが大切です。

なぜなら、ほめる(肯定的な注目をする)ことにより、その行動を増やすことができるからです。

頑張ってほめましょう!ほめるまでいかなくても、気づいているという注目でも大丈夫です。

 

記録をする

無視の仕方は理解できましたか?

頭で理解しても、やってみると案外難しかったです。

自分が上手に無視できているか確認するためにも、記録をするといいと思います。

・日付

・無視した行動

・待つときに何をしていたか

・好ましい行動(ほめた行動)

これらを記録することにより、無視の仕方を体に身に着けることができるそうです。

ぜひやってみましょう!!

 

おわりに

ここまで、ほめ方と無視の仕方を学習してきましたが、頭で理解していても本当に難しいです。

待つってこんなに大変なんんだと思い知らされました。イライラがつのります。

でも、何かやるべきことを決めておくと、少しだけ余裕をもって待つことができました。

すぐに身に着けることが難しいですし、いつも頑張れるとは限りません。

でも、有効な方法を知っているということが大切なのです。

知っているということは、最大の強みです。

戦う武器を持っているという感じですかね。

子供と同じ土俵にたって叱ってばかりではなく、子供の行動をコントロールできるようになるといいですよね。 

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