中学受験理科*紫キャベツで焼きそばを作ると麺は何色?
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中学受験の理科。
某私立中学校の過去問で、紫キャベツで焼きそばを作るとどうなるかについての出題がありました。
そこで、我が家でも実験してみることに!!
焼きそばの作り方
1 油をひいたフライパンで、豚肉を炒めて取り置きます。
2 洗ったフライパンで、切った紫キャベツを炒めたあと少しだけ水を加えます。
(水が〇〇色に変化します)
3 フライパンの水がなくなったら、麺を蒸し焼きにした後、炒めます。
(炒めた麺は黄色から〇〇色に変化します)
4 豚肉を戻して炒めます。味付けは、麺の色が変色しないように塩コショウのみ。
5 仕上げに紅ショウガをのせて出来上がり。
(紅ショウガをのせると、麺の色が〇〇色から〇〇色に変化します)
子供と一緒にクッキング
焼きそばの作り方を参考に、子供と一緒に焼きそばを作りました。
普段、紫キャベツを買ったことはありません。
でも、切っていると色鮮やかでとてもキレイですね。
子供は生のままかじって、緑のキャベツと味比べをしていました。
紫キャベツを炒めたあとに水を加えると?
フライパンで紫キャベツを加えた後に少しだけ水を加えてみると、濃い紫色の水になりました。紫キャベツの色素が水にとけだしたようです。
子供の目は、理科に実験をしているかのようにキラキラ!
紫キャベツの入っているフライパンに麺を投入
炒めた紫キャベツが入っているフライパンに麺を投入。
黄色い蒸し麺が、みるみるうちに青緑色に変わりました!
食べ物ではみたことないような色合いで、子供は大興奮!!
「麺の色が変わったよ!!!!!」
豚肉を戻して味付け
豚肉を戻しても、塩コショウで味付けしても、麺の色は青緑色のまま。
このまま食べるの?!
食欲失せる色なんだけど・・・
仕上げに紅ショウガをのせる!
焼きそばをお皿に盛り付け、仕上げに紅ショウガをのせました。
すると、紅ショウガと接した部分の麺の色がピンク色に変化しました。
この実験(調理)からわかること
この実験を通して、子供が気づいたこと、わかったことについてまとめます。
① 緑のキャベツで焼きそばを作っても麺の色は変化しないので、紫キャベツに麺の色を変化させる原因物質が含まれていること
② 麺を入れた途端に青緑色が変わったことから、麺自体にも原因物質が含まれていること
(中華麺には、中華麺独特のこしを出すために、食品添加物のかんすいが加えられています。そのかんすいがアルカリ物質からできているため、青緑色に変化したと考えられます。)
③紅ショウガは酸性なので、紅ショウガをのせたことで麺が赤色に変化したと考えられます。
つまり・・・
アルカリ性の中華麺に紫キャベツの煮汁をかけると青緑色に変化(アルカリ性であることを示す)
酸性の紅ショウガを麺の上にのせると赤色に変化(アルカリ性の麺が酸性になったことを示す)
ということは、紫キャベツの煮汁を、アルカリ性のものにかけると青緑色に変化し、酸性のものにかけると赤(ピンク)色に変化することがわかりました。
いかがでしたか?
中学受験の理科、あなどれませんね。
受験はともかく、今回の調理、40代主婦でも驚きの連続でした。
親子で作ると食事もできて楽しめて、一石二鳥です。
連休中にぜひ親子で作ってみてくださいね!
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